2005年7月9日 日本橋劇場 公演
作品紹介
 七夕にちなみ、一部では清元「流星」を坂東志賀次として、二部では創作「おりひめ夢姿」を
坂東遥としてお届けし、新旧それぞれの味わいの違う舞をお楽しみいただこうと企画しました。
 「流星」は、牽牛・織女が七夕の夜、逢瀬を楽しんでいるところへ夜這星が雷の夫婦喧嘩を
ご注進にくるという内容で、当時流行の端唄を巧みにとり入れてある面白い作品です。
 「おりひめ夢姿」は、単に織姫、牽牛のラブロマンスではなく、原始の姿、文化的背景を描こう
という試みです。中国と日本の文化の融合は、遠い昔から両国の人達に育まれて参りました。
古代の人々のその知恵に学び、新しい時代へと伝えていく一筋の道となりますことを念じつつ、
京劇の殷 秋瑞氏をお迎えしておおくりしました。